*H.震災関連史跡めぐルート*②
すがはら すいせん公園
園内には震災の記憶をとどめるモニュメントやレリーフが多数見受けられます。
(震災当時の)皇后陛下より水仙の花束が贈られたことを記録した碑
寅さんプレート
映画の撮影を記念して作られたもので、道路沿いの商店の入口にかかげられています。
シューズプラザ
寅地蔵
JR新長田の改札口手前の壁に掲げられています。
鉄人街灯
鉄人28号モニュメント
震災の壁ベンチ
大橋5交差点道路下の地下通路の奥にあります。
震災の際に焼け残った「震災の壁」を淡路島へ移築することになった際に、神戸からなくなってしまうのは惜しいとの声を受け、その一部をベンチとして地下通路奥に設置しています。
あわせの地蔵
野田北部・たかとり震災資料館
カトリックたかとり教会内に2009(平成20)年1月17日に開設。
地域の方や学生さんが撮影した震災当時の写真の展示やパネルなどを通じて、復興の歩みを今に伝えています。
大国公園
JR鷹取駅、ゴール。
撮影:2015年1月12日
<追記>
寅さんプレートが市場(味彩館)閉店のため、すがはらすいせん公園内に移設されています。
2020年11月18日撮
男はつらいよシリーズ48作目「寅次郎紅の花」のロケ地にもなった「味彩館Sugahara」は、以前 長田区の菅原通りに存在した「菅原市場」を再建した共同スーパー。
大正9年に成立した歴史ある市場で、戦前には西神戸の有力市場として栄え、幸いにも戦災から免れることができました。
平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災と、それに伴う火災により、「菅原市場」は全焼。
しかし、同年5月25日に仮設店舗での営業を再開。
本格的な再建に向けて話し合いを続けた結果、組合員5人によるセルフ方式の共同店舗での再開が決定。
こうして平成12年11月に誕生したのが「味彩館Sugahara」です。
店舗の入り口に輝くのは「寅さんの記念碑」。
震災の年の10月に、菅原通で行われた寅さんの映画撮影は、被災したまちの人々に生きる勇気を与えてくれました。
その記念碑が飾られる「味彩館Sugahara」は長田の復興のシンボルともなっています。
2017年7月に完全閉店しました。