過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*港町の歴史を歩く地図*旧居留地・南京町周辺③

野外彫刻


国道2号の南側に整備されたプロムナードには、神戸市出身の彫刻家・松本雄治氏の「空を翔ぼう!」など5体の野外彫刻が並んでいる。
旧居留地のクラシックなビル群をバックに現代アート作品が鑑賞できる。


海岸ビル


河合浩蔵の設計により1918年に完成した海岸ビルは、旧三井物産神戸支店として建てられたもの。
太平洋戦争中のアメリカ戦闘機・グラマンの機銃掃射による弾痕が今も壁面に残る。
現在の建物は阪神・淡路大震災後に解体・再建された。


神戸外国人居留地跡の碑


外国人の住居や通商の場としての居留地は、その建設予定地が兵庫津から神戸村付近へと変わり、開通直前になって造成を開始。
英国人土木技師J・W・ハートの設計で、格子状街路、下水道、ガス燈などを整備した。
全126区画の整然とした街並が造られた。
なお、居留地は1899年まで存続した。


神戸レンガプロジェクト


震災復興の陰には、各地からの温かい支援があった。
神戸レンガプロジェクトもそのひとつ。
心のこもったメッセージが記されたレンガは、南京町広場北側路地数ヶ所や元町商店街3丁目などの地面に埋め込まれ、神戸っ子たちの大きな励みとなっている。


中国獅子像


南京町広場の北側では、街を見守る立派な中国獅子像が睨みを利かせる。
実は、この獅子の口の中には玉が入っていて、触れた人に幸運をもたらされると伝えられている。
名画「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンよろしく、獅子の口に手を入れてみては。


南京町広場の干支


南京町広場にある干支のオブジェは、なぜか13体。
中国語では「亥」=ブタとなるため、イノシシの代わりに日中友好の証であるパンダが作られた。
後の「亥年」の人から要望がありイノシシも設置、13の動物が広場に並ぶこととなった。


撮影:2015年6月21日