過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*雲雀ケ丘花屋敷~川西能勢口*大正ロマンの街①

地図は 最近のものなので、歩いたコースと異なる場合があります。
駅名や建物名などは 当時のまま記載します。
『 』内 文章も当時のまま記載のため、今のものと異なります。


雲雀ケ丘花屋敷駅、スタート。


駅の西にある坂(シュロの並木)を上って、左に曲がり


突き当たりを右折して 坂を上ります。


この辺り一帯は『お屋敷街』と呼ばれています。


『雲雀丘花屋敷駅の少し西に山手に向かうシュロの並木道があります。
この道がお屋敷街への入り口です。
この道の突き当たりを左へ折れ、また突き当たりを山手へと進みます。
いまも鬱蒼とした木々のなかに、隠れるように建つ邸宅にいくつも出会います。
小鳥の声を聞きながら、お屋敷をめぐるこの静かな坂道は格好の散歩道です。
 この住宅街は、大正時代の初期、第一次世界大戦による好景気に乗って開発されました。
雲雀丘・花屋敷の山麓に、西摂平野の眺望、山本の植木と造園技術を生かした庭、大正文化を象徴する洋式住宅が階段状に建築されたのです。
電気や電話の線を地下へ埋め、便所は水洗にして下水を完備した、全国でも初めての高級住宅地。
マンション化されている宅地も見かけられますが、往年の風格があちこちに残されています。』


『菩提寺』


『お屋敷街の中の小さなお寺です。
境内に入ってすぐ、木の下に仏像が安置されていて、そこだけがあたりと違う不思議な密度に包まれているように思えます。』


菩提寺を出て左折し、二つ目の角を右折。
突き当たりの角を左に進みます。


消防署


その向かいにある幼稚園の角に


『切畑群集墳一号墳』


『長尾山丘陵の南斜面に築かれた古墳の中で最も東にある古墳。
雲雀丘周辺では、ここの北の石切山から石材が容易に入手できたため、6世紀後半から標高100m~200mのところに古墳がいくつも築かれたそうです。
この古墳は径約14m、高さ約3.5mの円墳。
未発掘で遺物の出土は明らかになっていません。』


つづきます。


撮影:2011年12月4日