過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*東向日*竹林に秘められた隠れ里②

『大原野神社』


『東向日駅より阪急バスに乗車し南春日町停留所で下車します。
田園風景の続く道を西へと歩いていくと、大原野神社の鳥居が見えてきます。
奈良の春日大社の分霊をうつしまつったのが起こりで、境内は広く、奈良の猿沢池を模して造られた鯉沢池や古歌に多く詠われた「瀬和井の清水」と呼ばれる名水など、とても開放感のあるゆったりと落ちついた気持ちになれます。
春の桜、秋の紅葉ともに境内を美しく装い、夏には池一面にスイレンの花が咲き誇りと四季折々の美しい風景が楽しめます。』


『 』内 文章は当時のまま記載のため、今のものと異なります。


鳥居まで戻って西へ


仁王門の


先へ進み


石段を登ります。


『勝持寺(花の寺)』


『さらに西へ行くと、ずっしりとした趣のある構えの仁王門が目にとびこんできます。
門の先には、こう配のきつい長い坂道がまっており、さらに石段を登っていくと勝持寺があります。
別名、花の寺と呼ばれるほどに、境内には「西行桜」をはじめとする約100本の桜が植えられており、秋の紅葉も大変美しい彩りです。
それに対するかのように堂にはひっそりとたたずむような質素な趣があります。
寺伝によると白凰時代、天武天皇の勅により役行者が創建したのが始まりで、延暦10年(791年)に最澄が再興しました。』


『願徳寺(宝菩提院)』


『勝持寺の隣接するのが願徳寺。
今から約1300年前に、向日市寺戸に創建されましたが、現在の建物は昭和48年に再建されたそうです。
平成8年には勝持寺に移動安置されていた国宝本尊如意輪観世音菩薩半跏像及び諸仏が帰座されました。
小さな寺ではありますが、座って仏像をじっと眺めていると心が穏やかになります。
仏像拝観のほかには抹茶席(有料)も設けられています。
拝観後の抹茶の味わいは深く、ひときわ心にしみ入るようです。』


極楽橋を渡って南へ進みます。


つづきます。


撮影:2012年12月23日