過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*垂水なぎさ街道* ②

東に歩いて

「舞子延命地蔵」
 航海の安全と子どもの健康を見守る


舞子の浜の沖合いは、昔から航海の難所として知られていました。
お地蔵様を建ててお祈りすれば、遭難も少なくなり、子どもたちを守っていただけるという
僧侶の教えに従い、文政8(1825)年に御影の石工に造らせたのが舞子延命地蔵です。


「舞子砲台跡」
 勝海舟が造らせた海の砦


文久3(1863)年、舞子海岸に勝海舟の指導によって築かれた砲台跡です。
高さ約6mの石垣が積まれ、西洋式要塞をまねた稜堡式と呼ばれる砲台です。
現在の砲台跡には昭和5(1930)年に建立された石碑があり、一部が公園として
整備されています。


「橋の科学館」
 架橋技術の粋を体感しよう!


明石海峡大橋のすべてが分かるサイエンスミュージアム。
地震、潮流、複雑な海底地形などの厳しい条件を克服した架橋建設技術を、3D映像や
模型などで紹介しています。
(当時 改修工事中でした)


「舞子プロムナード」
 明石海峡を空中散歩


海面からの高さ約50m、陸地からの長さ約150m。
明石海峡の上を散策できる回遊式の展望施設です。
行き交う船を真上から眺められるガラス張りの床面はスリル満点。
眺望が楽しめる展望ラウンジもあります。


「孫文記念館〔移情閣〕」
 華僑の豪商が革命家を招いた邸


中国人貿易商・呉錦堂が建てた別荘で、中国の革命家・孫文が度々訪れたことで有名です。
八角の窓から景色が移り変わること、中国の故郷を思う気持ちをこの地に移す意から
「移情閣」と呼ばれ、現在は孫文に関する資料は展示されています。
国・県の重要文化財に指定されています。


「県立舞子公園」
 松の香りが爽やかな憩いの広場


JR舞子駅を降りてすぐ南に公園の入口広場があり、東側には昔の面影を残す、
松林が広がっています。
広い芝生広場もあり、東屋やベンチなどで、ゆっくりと淡路島や明石海峡大橋を
眺めることができます。


「旧武藤山治邸」
 信念を貫いた実業家・政治家の自邸


明治40(1907)年に舞子浜に建てられた西洋館で、創建時の内装、家具や書籍が
残されています。
明石海峡大橋整備にともなって移築されましたが、今後舞子公園内に再移築され
恒久的に保存される予定です。


※ 写真は 2013年6月2日のものです。