過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*宝塚・巡礼街道*①

阪急電鉄が沿線を巡るマップとして発行。


平安時代、西国三十三所観音巡礼復興にあたって花山法皇が創建したと伝えられる道筋です。
和歌山の第一番札所那智青岸渡寺から始まり、岐阜の第三十三番華厳寺に執着する道程のうち、第二十三番勝尾寺から第二十四番の中山寺を経て、第二十五番播州清水寺に至るまでの道筋が宝塚市を通っています。
宝塚中央部をおおう長尾山系に古代から通っていた道が、社寺の成立や江戸時代以降の巡礼信仰熱の高まりにともなって拡張・整備されていったものといわれており、史跡としても貴重な遺産が山本から清荒神一帯に多数残っています。


阪急山本駅~清荒神駅 約7.5km


山本駅、スタート。


園芸のまち・山本


平安時代に始まる園芸の歴史をもつ山本は、坂上善太夫の接木技術の開発によって その名を不動のものとし、現在も日本三大植木産地の一つとして繁栄しています。


木接太夫彰徳碑


安土桃山時代、この地で接木の技術を発明し、植物の品種改良に尽力した坂上善太夫が豊臣秀吉から「木接太夫」の称号を授けられた功績を称えるべく建立されました。


道標に従い


中川を渡り


松尾神社

祭神は武神 坂上田村麻呂公と大山昨命の二神で、代々将軍家に守護弓を献上していました。

※駅名などは当時のものを記載しています。


撮影:2013年12月27日