過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*須磨 源平合戦の足跡を歩く*④

⑩須磨霊泉
参道の途中にある湧き水で、周囲は整備されており、地元の人々が水を汲みにやってくる。
一度煮たててから飲むとよい。

⑪須磨寺(福祥寺)
須磨のお大師さんとして親しまれており源平の合戦にゆかりのある寺とされている。
宝物殿には、敦盛が持っていたとされる「青葉の笛」「平氏の赤旗」など多くの寺宝や包碑がある。
境内にも源平にまつわるものが数多い。
在原行平がはじめたとされる一弦琴(須磨琴)の普及活動でも知られている。
桜の季節には多くの花見客で賑わう。
堂谷池のほとりには温泉宿泊施設もある。
奥の院まで足をのばしてみても面白い。


智慧の道を通って

⑫重衡(しげひら)とらわれの松跡
平重衡は清盛の五男で、合戦に時、生田の森を守る福将軍であったが、源氏の軍勢を防ぎきれず西へ敗走した。
重衡が敗走の末に捕らえられ木陰で一休みをして濁り酒を飲んだ松の跡だと言われている。

⑬頼政(よりまさ)薬師
寺号を浄福寺といい、聖徳太子作と伝えられる薬師如来が本尊。
創建は村長であった前田家と伝えられているが、源頼政が再興したことから、俗に頼政薬師といわれている。

離宮道を南へ

⑭松風村雨堂

謡曲でも有名な「松風」「村雨」は、多井畑の村長の娘「もしほ」と「こふじ」に在原行平がつけた名前。
3年後に都に帰ることとなった行平を想い、かつての住居のそばに庵を結んで、その無事を祈った跡地とされる。


月見山駅で終わりです。 
          撮影:2008年8月11日