過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*夙川*桜道通って酒蔵へ①

地図は 最近のものなので、歩いたコースと異なる場合があります。
駅名や建物名などは 当時のまま記載します。
『 』内 文章も当時のまま記載のため、今のものと異なります。


夙川駅、スタート。


『夙川公園の水車』


『桜並木で有名な夙川公園を山手に歩くと、散策路の端に水車がポツンとあります。
川の流れによって水車をまわし、米を精白した往時の名残りです。
昔は夙川の流れを利用して灘の生一本がつくられていたことが この水車からわかります。
大井手橋を渡り、越木岩筋を駅の方へ歩きます。』


<夙川と酒と水車>
江戸後期から命じ中期にかけて、西宮は、酒の名産地として全国有数の地でありました。
六甲山地に降った雨は、そこを源とする夙川を流れ、地下に浸透して伏流水(地下を流れる水)となり、さらに海岸地帯近くで、いわゆる酒造用水として知られる「宮水」となります。
この宮水と、夙川の流れによって水車をまわし精白された米によって、「灘の生一本」が生まれました。
夙川の清流は、原料から製造に至るまで、酒に深く関わってきたといえるでしょう。
その銘酒を誇るように、当時の夙川沿いは、獅子ヶ口・北名次から大井手付近まで、まことに壮観な水車のある風景であったようです。
当時の水車がどんな形であったのかは詳しく残されておらず、この広場に置かれた水車は当時の水車そのものの復元ではありません。   -看板よりー


大井手橋を渡って


線路を渡り


サーティーワンの角を曲がって 駅に折り返し、南へ


夙川延命地蔵


片矛池


JR線高架の小さな階段を下ります。


夙川不動明王


『日切地蔵尊』


『駅に戻りダイエー横の道を南へ進むと、右手に夙川延命地蔵、水生植物の花園がある片矛池。
そのまま夙川公園内を進み、JRの高架をくぐると日切地蔵尊と夙川不動明王があります。』


夙川橋を過ぎて


『辰馬考古資料館』


『夙川橋を越え、さらに南へ下ると右手に白鷹酒造の三代目悦蔵が集めた考古遺物や富岡鉄斎の作品などが展示された辰馬考古資料があります。
縄文以降の銅鐸の収集は質量ともに日本屈指。
春、夏、秋の特定期間に公開されます。』


つづきます。


撮影:2020年4月10日