過去旅*神戸から

またリアル旅できるといいな

*二宮神社*

<御祭神> 天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)


      勝運・修験の神
      旧葺合区の氏神

正勝吾勝勝速日天忍穂耳尊(正勝赤塚地はやひあめのおしほみみのみこと)と申し上げ、伊勢の内宮にお祀りされてます天照大神のご長男にあたる神様で
「まさに勝、吾れは必ず勝ちて負けること無し、勝ち進む速さは日の昇るがごとし」の
お名前通り、勝負・芸能・受験・就職・結婚・安産・財運向上・諸難抜除・病気平癒など 霊験あらたかで、殊に 修験の神として知られており、「百度参れば必ず一願成就する」と全国より崇敬されています。
天忍穂耳尊を祀る神社は珍しく、神戸市内では北区にある杉尾神社と二宮神社の2社だけです。


<鎮座地> 神戸市中央区二ノ宮町3丁目1-12

<御由緒>
創建時期はあまりにも古く定かではありませんが、摂政元年(西暦201年)に神功皇后が生田神社が建立する際に お参りになられたと伝えられています。
また 貞観年中(西暦859~877年)に生田神社のある砂山(いさごやま・新神戸駅の裏山)が大水害にみまわれ、現在の地に御社を築く間 神さまをお祀りしたと伝えられ、境内には御神体を奉安したとされる「御幸石」が現存します。
これらは伝承ではありますが、旧神域に隣接する二宮小学校跡地より飛鳥時代(西暦600年頃)の鍛冶工房跡と祭祀用の土偶などが発掘され、少なくとも1400年前には祭祀が行われていたことが証明されました。
時代は降って、明治時代には旧葺合区内にある神社のすべてが当社に合祀され総鎮守となりましたが、現在では 地域の発展とともに再び神社が建立され、神々も元の神社へとお遷りになられました。
また 江戸時代後期ごろから昭和初期にかけては、宮前に多くの茶屋が建ち並び昼夜問わず笛や太鼓の音が鳴り響いていました。

神殿の右奥には 稲荷神社と椋白龍神社があります。


稲荷神社の前にある「おイネ狐」は 良縁成就と安産の神様です。


※ 写真は 2009年8月3日のものです。