*水無瀬~上牧*平安の風雅を偲ぶ➀
地図は 最近のものなので、歩いたコースと異なる場合があります。
駅名や建物名などは 当時のまま記載します。
『 』内 文章も当時のまま記載のため、今のものと異なります。
水無瀬駅から北西に歩きます。
愛宕大神の碑を右へ曲がります。
『郷土玩具資料館』
『水無瀬駅から、愛宕大神の石碑を通り、郷土玩具資料館へ。
格子戸の入ったこじんまりとした民家で、思わず立ち寄ってみたくなるたたずまいです。』
北へ曲って、天長寺
その先に『水無瀬神宮』
『天長寺を通り、水無瀬神宮へ向かいます。
遠くからも目印になっている鎮守の森。
平安時代、水無瀬には、後鳥羽上皇の離宮・水無瀬殿があり、上皇の死後、臣下の水無瀬信成親子が菩提を弔ったのが、水無瀬神宮の始まりといいます。
『増鏡』には、「えもいはずおもしろき院づくりして、……はるばると川にのぞめる眺望いとおもしろくなむ」と当時の離宮の様子が描かれているそうです。
京の都から船で訪れ、遊興にふける平安貴族たちの風雅な様子に思いを馳せるのも楽しいものです。
社殿には、後水尾上皇ゆかりの茶室燈心亭があり、この燈心亭をデザインしたかわいい土鈴が売られています。
また石川五右衛門の手形があり、天下の大泥棒もそれほど大きな手でなかったことがわかります。
水無瀬神宮境内には、環境庁認定の名水百選に選ばれた「離宮の水」が湧き出ています。
この名水を汲むために、遠方から訪れる人も絶えないそうです。』
水無瀬駒
この左手に水汲み場があります。
たくさんの方が並んでいましたよ。
石川五右衛門の手形
網で覆われているので、少し見えにくいです。
第一小学校の角を南へ折れて、
阿弥陀院の前(旧西国街道)を西へ進みます。
つづきます。
撮影:2012年9月17日